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セレスが運営しているモッピーのポイントは現金や電子マネー等に交換が可能であり、一種の暗号資産(トークン)であると定義しています。そのため、グローバルに普及している暗号資産・ブロックチェーン技術とは、非常に親和性が高いと考えております。ブロックチェーンとは、ビットコインをはじめとする暗号資産の裏付けとなる暗号技術で、非中央集権による分散管理を行うネットワークであり、第三者による改ざんが事実上不可能な特性などを持ち、現在、様々な領域での実装が期待されております。ただ、暗号資産の認知度が高まる一方で、ブロックチェーン技術を正しく学び、応用できる人材の不足が課題として挙げられます。
今回の寄附講座を通じ、日本国内での専門技術者家育成の一助とすることで、仮想通貨・ブロックチェーン技術の発展に寄与したいと考えております。
(写真左から)
慶應義塾大学 斉藤 賢爾氏
株式会社セレス 代表取締役社長 都木
慶應義塾大学 村井 純氏
セレス・眞下・山岸寄附講座「ビヨンドブロックチェーン基礎/応用」
2019年度春学期および秋学期(2019年4月~2020年3月)
慶應義塾大学 村井 純 環境情報学部教授
政策・メディア研究科委員長 斉藤 賢爾 環境情報学部講師(非常勤)
慶應義塾大学の学生最大200名程度
第01回 ブロックチェーン概論
第02回 ビットコインの技術 基礎編
第03回 ビットコインの技術 詳細編
第04回 暗号技術のリテラシー
第05回 分散システムのリテラシー
第06回 ブロックチェーン 2.0
第07回 イーサリアムの技術
第08回 スマートコントラクト
第09回 業務用レッジャーの技術
第10回 最新動向
第11回 金融・法曹への応用
第12回 ガバナンスへの応用
第13回 アイデアソン 対話編
第14回 アイデアソン 発表編
ブロックチェーンおよび関連する分散レッジャー(台帳)の技術を基礎から解説します。また、様々な応用可能性についての検討を加え、最新技術を踏まえて議論することを通じ、学生が新たな社会の信頼基盤をかたちづくる技術を自ら生み出せる、あるいはそうした技術に対して要求を突き付けられるための基礎力を身に付けることを目標としています。